歴史に学べ


本町の土地開発公社のほとんどの用地は、溝端町長時代に購入されたもの。用地の中には購入直後から焦げ付いたものもあった。しかし、本町はこの事実を指摘しない。なぜ17億円以上の経営破綻が発生したのかという問いにも答えない。結局債務の返済は町民の納めた税金で行われる▼全ての物事には歴史がある。歴史は確定した事実で構成されている。何が事実だったのかを見極めるのは、少し難しいけれど、四方八方に動いている現代を把握するよりもやさしい。歴史を見れば、見えなかった問題も明らかになるし、現代を読み解き、未来を展望する力にもなる▼かつらぎ町は、歴史をふり返り事実を認める力が弱いし誤魔化しもある。小さな田舎町なのに官僚的な答弁もわりと多い。自治体には予算と権力がある。権力を持つところが誤魔化すと責任はあいまいになる。歴史に学ばないと未来は暗い。率直に事実を語らないと「住民こそ主人公」という町にはならない。

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