一斉休校に関する対応についての申し入れ(第1次)


かつらぎ町教育委員会 教育長 池田 八主雄 様
かつらぎ町長 中阪 雅則 様

一斉休校に関する対応についての申し入れ

2020年2月29日 日本共産党かつらぎ町議団

宮井 健次
東芝 弘明

貴職におかれましては、ますますご清栄のことと存じます。
新型コロナウイルス対策のために、総理大臣による一斉休校についての要請に対し、時間がない中で早急に対応され、さらにこの対策によってさまざまな諸課題が発生しつつあることに対しても、精一杯対応されていることに敬意を表します。
日本共産党町議団は、このような緊急の対応を首相が要請したことに対しては、余りにも唐突であり、しかも必要な財政措置と緊急対策を取ってないことについては、憤りを感じています。国民の生活保障も含め、少なくとも数千億円規模の財政措置とこの予算にもとづく対策を講じるべきです。同時に、私たちは、小中学校と高校の一斉休校、支援学校の一斉休校に対して、自治体として取ることのできる最善の方法をいっしょに考える必要があるという立場に立って、この申し入れを行います。
新型コロナウイルスへの対応については、現時点ではまだかつらぎ町の住民の中から感染者は発生していません。また和歌山県内では感染が拡大する状況にはありません。この状況をふまえつつ、現時点で取ることのできる最善策を考え、対応することが求められます。対応については、厚生労働省の考え方も参考にすべきだと思います。
現時点で大切なのは、社会の機能を低下させないことです。一斉休校によって、一人親家庭や共働きの家庭に大きな影響が出ます。子どもが自宅にいることによって、勤務ができないような状況になると家計にも深刻な影響が生じます。家庭生活に負担がかからないよう最大限の対応をすることが必要です。
この観点で以下の点を申し入れます。ぜひご検討とご対応をお願いいたします。

  1. 学校に預かる子どもについては小中学校とし、自宅での学習を基本としつつも、預かって欲しいという願いをもっている保護者の希望にすべて応えること。
  2. たとえ必要とする子どもが少人数であっても、スクールバスを通常通り送迎運行することを基本にして、子どもの登校を保障するとともに、子どもの預かり時間を通常の学校で管理している時間まで延長すること。
  3. 学校で預かる子どもについては給食を提供すること。
  4. 学童保育に新たに預けたい場合及び時間延長を求める場合は、特別対策を講じ、保護者の費用負担が生じないよう配慮すること。
  5. 教職員の働き方については、今回の休校措置によって非正規の教職員の勤務や給料に影響がでないよう配慮されたい。
  6. 検討の結果、新たに実行する対応については、全保護者に情報を伝えること。

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