読売テレビ 土曜ドラマ「高校生レストラン」


このドラマから地域活性化のヒントを学ぼう
宮井健次議員が一般質問で紹介した「まごの店」のお話がドラマに

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高校生レストラン=「まごの店」が連続テレビドラマになります。これは、三重県相可高校食物調理科の生徒が始めた活動を読売テレビがドラマ化したものです。宮井健次議員は、09年9月議会の一般質問で「まごの店」を地域活性化の例として取り上げたことがあります。

〝高校生レストラン〟=「まごの店」とは

「まごの店」とは、三重県立高校食物調理科の生徒が運営する調理実習施設です。この実習施設は、多気町の複合施設「ふるさと村」の中にあり、レストランの食材は、この村の中にある農産物直売施設「おばあちゃんの店」の食材を利用しています。「まごの店」は相可高校・ふるさと村・多気町による産・官・学が協働して実現したものです。

「まごの店」ふるさと村にオープン  

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「まごの店」がふるさと村にオープンしたのは02年10月26日です。お店の設計は、現役の高校生によるものでした。
開店以来、〝生徒たちのきびきびした元気な姿〟や〝美味しいうどん〟などが話題を呼び、ふるさと村への入場者数が増え、それに伴い「おばあちゃんの店」の売り上げがアップするなど地域活性化にも大いに貢献しています。

紀北農芸高校に食物調理科を──町議会で取り上げる

09年9月議会の一般質問で宮井健次議員が、「地産地消と食育のネットワークづくりについて」というテーマで取り上げた際、高校生レストラン=「まごの店」の活動を紹介し、かつらぎ町にある紀北農芸高校に食物調理科(仮称)を設置し、地元の資源、人材を活用して地産地消で食育のネットワークづくりを行って、かつらぎ町の町おこしの起爆剤にしていくことを提案しました。
この質問をきっかけに、町産業観光課をはじめ、町議会の総務文教常任委員会(当時)や区長会などが視察を行っています。

クラブ活動の一環離職率5%以下に

相可高校が授業として行っている調理実習は週3時間です。「まごの店」での実習は、クラブ活動です。放課後のクラブ活動と合わせると授業以外で週47時間、実習時間が確保されています。これによって生徒は、接客や調理の実際を学び、腕を磨いています。
「まごの店」は、土曜と日曜、祝日、夏休みが営業日であり、最近の売り上げは年4000万円から5000万円です。
生徒は即戦力として社会に出ます。この店を始める前の相可高校の卒業生の離職率は50%を超えていましたが、今では5%に下がったといわれています。

若い力で地域が元気に

「まごの店」と「おばあちゃんの店」を中心とする地産地消の取り組みは、町の活性化、ひいては農業者の生産意欲の向上にもつながっており、地域は若い活力と元気をもらっています。

実在する〝高校生レストラン〟
をモデルにした今どき珍しい〝まっすぐなドラマ〟

ドラマ「高校生レストラン」のホームページは、次のようにドラマを紹介しています。
「実際に存在する高校生レストラン=『まごの店』をモデルに、料理人としては一流だが教師としては未熟者の新米臨時採用教師と閉塞感を抱え将来への夢や希望を容易にはもてない高校生たちが、ぶつかり合いながらも料理を通じて成長し、やがて高校生レストランこそが、生徒と社会をつなぐ真の教育の場であることに気づいていく姿を爽やかな感動とともに描く今どき珍しいまっすぐなドラマ。
それが──
新土曜ドラマ『高校生レストラン』なのです」

この連続ドラマは、5月7日(土)午後9時〜【読売テレビ】で放映されます。

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