東芝弘明 2011年12月会議一般質問


戦争と日本国憲法に対する認識は?

「第2次世界大戦に至る戦争への認識と日本国憲法に対する認識をお聞きするのは、この2つの問題が日本社会の根本問題の一つだと考えるからです。今日の情勢は、憲法改正をめぐる国民投票を現実のものにする可能性があります。

憲法改正は、国民一人ひとりに判断がゆだねられます。政治をになっている議員や自治体の長は、この問題を熟考して、憲法に対する態度を示す必要があります」

この発言は、町長と教育長に第2次世界大戦に至る戦争と日本国憲法に対する認識を問うために行ったものです。

質問では、かつらぎ町が中学校で使っている歴史教科書を活用しました。

満州事変について井本町長は「中国に海外政権を樹立し実効支配するということは、まさしく侵略だと思います」と答弁、日中戦争については、「満州国の侵略から始まって、国内政治や外交の諸問題からこんなことが生じておるので、侵略に引き続く一体のものと思います」と答弁、アジア・太平洋戦争については、「東南アジアには非常に大きな迷惑をかけたと思っています。アメリカとは戦争をしたと思っています。朝鮮半島については、植民地支配だったと思っています」と答弁しました。

教育長は、「満州事変、その後の日中戦争、太平洋戦争によって大陸に進出していったことは、紛れもなく侵略戦争だったと思っています」と答弁しました。

この認識の上に立って、日本国憲法第9条に対して見解を問いました。

町長は「国民主権あるいは平和主義は守るべきものと思います」と答弁し、教育長は、「現在の憲法は、明治憲法の反省の上に立って、また多くの犠牲をともなった戦争の中から生まれてきた憲法であって、平和主義が唱えられているのは大変大事かと思います。9条の中で日本が戦後60年余、戦争によって外国人を殺したことがないのは、世界に誇っていいことです。憲法9条の精神は今後とも守っていくべきだと思います」と答弁しました。

斎場で安くて厳粛な町営葬儀を行うべきだという質問も行いました。

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